「じゃあ、結婚しようか」
平日と変わることなく、いつものスーツ姿でコンビニへ来る。


一体どんな職種の人なのだろう。


ふわりと笑って、”ありがとう”と云って店を去る彼の姿を宙に思い出しては、


「うふふふ、ふふ」


と、さっきの夢の余韻で笑みが零れてしまう。
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