「じゃあ、結婚しようか」
視界も、こころも、モノクロームの景色。


海へ着くまで、彼は黙ったままでいてくれたし、私もその方が気が楽だった。


誰もいない海へ着くと、陽平さんは黙って私の手をひいた。


やっぱり、彼の手の温度を感じられない自分がいた。


私は、どうすればいいんだろう。
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