「じゃあ、結婚しようか」
「い、いくみちゃん?」


陽平さんは動揺しているようだった。


泣くなんて、自分でもびっくりだ。


コンビニの前で、人が通るっていうのに。


陽平さんはつかんだ手をそっと離し、その手を私の肩に乗せた。
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