「じゃあ、結婚しようか」
「ひっく……ひいいっく……」


私の涙は留まることを知らない。


「ちょっと、行こうか」


そう言って、彼はそっと私の背中を押した。


連れてこられたのは、近くの小さな公園だった。
< 373 / 395 >

この作品をシェア

pagetop