彼が主で私が執事!?
本当の幸せ

婚約発表





あの日から約三ヶ月


私が暮らしている大好きな国・・・ラティス国で今日は婚約したことを国の民に知らせる日です。


一応それなりの形というわけで白いウエディングドレスに身を包み私は大切な人が迎えに来てくれるのを自分の部屋で待っています・・・。



すると誰かが入ってきた。




「失礼します、姫様。」




入ってきたのはカイルと・・・。




「お父・・・様?」




カイルのすぐ隣で正装したお父様が立っている。


あの婚約発言のときに姿を消したお父様とは以来顔を合わせていなかったけれど・・・。



「その・・・な、結婚おめでとう。
レイラ。」




気恥ずかしく私にお祝いの言葉を言ってくる。


私はそんなお父様を見て懐かしく思えてしまって逃げたことなどすっかり忘れてしまっていた。





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