彼が主で私が執事!?




「カイルも早く素敵な人を見つけないとおじいさんになっちゃいますよ。」

「おやおや、私が姫様に心配されるとは私ももう終わりですね。」

「そんなことは言ってないでしょう。」

「ですが私を本気にさせる女性など姫様ただ一人ですよ?」




またそんな事を言って・・・。


そしてなぜかまた私との距離をつめてくる・・・。


この人はどこまで残念なんでしょう・・・。



そう思っていたらいきなり私とカイルの間に人が入ってきた。


その人物は・・・。




「カイルさん、レイナに近づかないでください。」

「これはこれは、王子様のご登場で・・・。
では、お邪魔虫はそそくさと退散することにしましょうか・・・。」




そう言って私たちから離れていく。


そしてカイルも扉の前で立ち止まってこちらを見ると・・・。





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