可愛い彼にはご注意を!
人に食べてもらえるのはやっぱり嬉しい。
一人ぼっちでアパートで食べるのは寂しいから・・・。
そういえば、私のアパートとかどうするんだろう?
「蓮・・・私のアパートとかはどうするんでしょうか?」
首を傾げて聞くと蓮は答えてくれた。
「柚亜のアパートはもう引き払っちゃったよ。」
「え!?」
「柚亜の部屋にあった荷物も今日届くから。」
いつの間に・・・。
というか、私の私物を知らない誰かが片付けたと思うと泣きたくなる。
「ちなみに片付けたのはここのお手伝いさんだから安心して。」
「お手伝いさん?」
「うん、今日の夜に来ることになっているからまた紹介するね。
63歳の元気な人だから。」
「はい、分かりました。
でも、お手伝いさんとかいりませんよ?」
自分のことは自分で出来る。
今までだってそうしてきたんだから・・・。
蓮がいるからといっても1人増えただけだ。
特に何かを手伝ってもらうことは無いと思う。