可愛い彼にはご注意を!
「もう、大丈夫ですから!!」
「大丈夫じゃないからさっきみたいになってるんでしょ?」
「そ、それは・・・!」
「まぁ、昨日は激しかったからね?」
何を?とよっぽどか聞こうと思った。
でも、そんなこと考えればすぐに分かってしまう。
この現状を見れば一目瞭然だった。
私ったらなんてことを!!
後悔しても遅くて涙目になりながら目の前にいる男の人を睨んだ。
「そんな顔しても怖くないよ。」
「う、五月蝿いです!」
「柴崎さんは可愛いね。」
そう言って彼は私の額にキスをした。
開いた口がふさがらないとはまさにこのことだと思った。
なぜなら、彼は私の名字を知っていてさらに私の額にキスをしたのだから・・・。