可愛い彼にはご注意を!
「それで、誰よ。」
「え?」
「え?じゃない!!
誰とヤったかって聞いてるの!?」
大きな声で叫ぶ沙希に私の顔は真っ赤になる。
沙希の声で皆が反応したのか私達の顔を見てくる。
み、皆に見られてる!!
恥ずかしいよ・・・///
「沙希、声大きいよ!」
「はいはい。で、誰?」
キラキラと輝いた目で見て来る沙希に私は溜め息をついた。
これは、話さなくちゃいけないな・・・。
観念した私は口を開いた。
「それが、知らない人・・・。」
小さな声でそう言うと沙希はビックリした顔をして再び叫んだ。
「はぁ!?」
「沙希、声!!」
「ごめんごめん。
でも、鉄の女の柚亜が知らない男となんてビックリよ!!」
「鉄の女?」
意味が分からなくて首を傾げていると沙希は説明してくれた。