可愛い彼にはご注意を!





「それで、誰よ。」

「え?」

「え?じゃない!!
誰とヤったかって聞いてるの!?」




大きな声で叫ぶ沙希に私の顔は真っ赤になる。


沙希の声で皆が反応したのか私達の顔を見てくる。



み、皆に見られてる!!

恥ずかしいよ・・・///




「沙希、声大きいよ!」

「はいはい。で、誰?」




キラキラと輝いた目で見て来る沙希に私は溜め息をついた。


これは、話さなくちゃいけないな・・・。



観念した私は口を開いた。




「それが、知らない人・・・。」




小さな声でそう言うと沙希はビックリした顔をして再び叫んだ。




「はぁ!?」

「沙希、声!!」

「ごめんごめん。
でも、鉄の女の柚亜が知らない男となんてビックリよ!!」

「鉄の女?」

意味が分からなくて首を傾げていると沙希は説明してくれた。





< 7 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop