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あ、そうだ、私・・・会長に嫌われて・・・・・・。


離れた会長を見て思わず胸が締め付けられる。




「すみません・・・。
近づいてしまって、迷惑・・・ですよね。」




泣いちゃ駄目・・・。


泣きそうなのを必死に絶えて笑顔を作ると何故か会長が近寄ってきた。



今度は私が後ろに後ずさりしてしまう。


すると、背中に壁がドンッと当たった。




「何故、逃げるんだ?」




眉間に皺を寄せて会長は私を見て来る。


耐え切れなくて私は会長の横を通りすぎようとしたら私の顔の横の壁にドンッと手をついて逃げられないようにした。



後ろには壁があってこれではどこにもいけない。




「逃げることは許さない。」




まるで、怒った口調で言う会長に私はどうしたらいいのか分からなくなった。


先に私のことを嫌いになって逃げたのは会長だ。



なのに、私には逃げるな・・・なんて、酷すぎる。





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