3兄弟と私の関係




「その時かんなさんは…?」



「かんなも親に反発したみたいだけど…
最終的には別れの言葉さえ言えずにかんなは
引っ越したんだ…
そこから俺はかんな以外の人を好きになることは出来なかった。けど、愛莉は違ったんだ」


私は違った?

そのまま朝希は続けた




「愛莉と一緒にいたら、いつの間にか好きになってた。かんなが家に来た時は確かに、
驚いたし、昔を思い出した。けど、俺はもう愛莉だけになってたんだ…」


私を優しく抱き締めた




「かんなに言い残してたことは言った。
もう悔いはない。
だから、愛莉…これからは俺と一緒にいてくれる?」


また涙が溢れた




「もちろんだよ…」


そんなの当たり前だよ…


朝希、話してくれてありがとう


私は朝希の背中に手を回した



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