3兄弟と私の関係
これが…好き?
だんだん雷の音が遠くにいった…
「朝希…もう、大丈夫だよ」
そう告げると
朝希はゆっくりと私から体を離した
自分から大丈夫って言ったのに、なぜだか寂しくなった
もう一度…抱き締めて欲しいと思った
あれ…私…
「愛莉…風呂入ってきたら?」
「えっ…あっ、うん」
私は今…どんな表情をしてるんだろう
朝希はどうなんだろう…
「まだ…怖い?」
私の頬に手をあてる朝希…
「…大丈夫だよ」
立ち上がると、暗かった部屋が明るくなった
良かった…
明るくなった…
お風呂に入って、さっきのことを思い出した
雷で焦ってたけど…すごいことやっちゃった?
朝希…細そうなのにけっこう筋肉あった…
抱き締める力も強くて…
どうしよ…!
なんか、恥ずかしくなってきた…
そういえば…朝希濡れてるから早く出なきゃ
風邪引いちゃう…
急いでお風呂から出て、リビングにいる朝希のところへ行った