3兄弟と私の関係
「ねぇ…奈緒」
「ん?」
「私どうしちゃったんだろう…」
「はぁ…?」
意味がわからないという表情をする奈緒
私も意味わかんないよ…
困惑する私を見るなり奈緒は私の手を掴んだ
「今日は屋上で食べよ」
そう言って私たちは屋上に向かった
屋上に入ると太陽が眩しくて、暑かった
日陰に座って奈緒は私に向き直る
「それで、どうしたの?」
優しく問いかける奈緒に私は全て話した
土曜日に芽生えた…
あの感情
朝希に対する思いについて…
奈緒は静かに私の話を聞いていた
私が話終えると、にこっと笑った
「愛莉、それは恋よ」
こっ…こい?
「あんたはね好きになったのよ。
その朝希くんに…」
私が…朝希を好きになった…?
「朝希にドキドキするのも…?」