明日があるということ
「芹香ちゃん、そろそろ行く?」


「あ、真島さん。そうですね、もう十分暗くなりましたもんね」



カーテンの隙間から外をみると、すでにいくつかの星が空に浮かんでいた



「真島さん、娘をよろしくお願いします。」



母が頭を下げて、私たちを見送った






星に願うことはただ一つ




私が死んでからも、私の大好きな人達が幸せでありますように……





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