明日があるということ
目覚めの迷い 〈真島side〉
彼女が意識を失ってからすでに5日


あの時は、高畑先生の手術が予定より早く終わっていたので、すぐに駆けつけてくれた


一命はとりとめたものの、……このまま目を覚まさないことだってあり得る



でも、君ならきっと……




「やっぱり、外になんか行かない方が良かったのかしら……」



彼女のお母さんが、小さく呟いた


彼女の状態をチェックしながら、その言葉について考える








< 29 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop