その結婚、取扱い注意!
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寝返りを打った瞬間、ハッとして目をぱちりと開ける。
外が明るかった。

「今何時っ!」

ガバッと身体を起こして隣を見ると、湊がいない。

パニクリながら壁にかかっている時計に顔を動かす。

時計を見ると6時。

「良かった……」

ホッと肩を撫で下ろしたところで、昨晩のことを思い出す。
お風呂から上がり、タオルを身体に巻きつけ、少しだけ休もうと思ったところから記憶がなかった。

今の自分を見ると、ちゃんとパジャマも着ている。

そこへドアが開いて湊が顔を覗かせた。

「あ、起きた?」
「うん。おはよ。ね、湊、私昨日のこと覚えていない」
「だろうな。着替えさせても髪をドライヤーで乾かしても全く起きなかったから」
「ご、ごめん。ありがと」

着替えさせられ、髪を乾かされても起きなかった私って……。

「よっぽど疲れたんだな」

黙り込んでしまった私に湊は笑っている。

「そうみたい……思ったより身体がなまっちゃったんだね」
「ま、すぐに慣れるさ」

湊に頷くとベッドから降りて洗面所へ向かった。

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