冷たい上司の秘密の誘惑
その日の夜も、篠田部長に抱きしめられて眠りについた。

・・・あまりの心地よさに、

ずっとこのままでいられたらいいのにと、

ベッドの中から、なかなか出られなかった。


「おい、遅刻する」

「…ですよね?」

ちょっとシュンとなって、篠田部長を見た。


「・・・そんな可愛い顔するなら、今すぐにでも襲うぞ?」

「?!起きます、起きます!」


「・・・プ」

私の慌て様に、篠田部長は終始笑いっぱなしだった。


…身支度を済ませ、仕事に向かう。

もちろん誰にもわからないように、

時間差で、会社に入った。



「これから、各部署に、プロジェクトの内容を支持していく。

これが成功しなければ、埼玉支社は沈没する」

「?!!!」

会議室の中。

各部署の代表数名たちが、集まる中、篠田部長が言った言葉に、

騒然とした。

『埼玉支社が沈没する』

…そんなに危ない経営状態だったと知らされていなかった社員達は、

オロオロとし始めた。
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