冷たい上司の秘密の誘惑
それから数日後。

プロジェクトは無事に成功。埼玉支社は、

危機を脱した。社員達は喜んだ。私も心から。

…もう一つ、それとは別の事も。


如月専務からの通達で、

webデザイン部の三浦さんは、会社をクビにされたとか。

『社員を危険な目に遭わせた』と、言う理由で。



・・・今日も、清々しい気持ちで、会社に出社した。

いつもより少し遅く出社した私を、同じ部署の社員達が、

好奇の眼差しで見つめている。

私はなぜ見られているのか、さっぱりわからなくて、

首を傾げる。


「おはようございます・・・どうかされましたか?」

私の言葉に、美樹が血相変えて私の肩をガシッと掴んだ。


「ちょっと、本社に戻るんだって?!」

「…エ?何それ?」

美樹の言葉に、キョトンとする。


「しかも、篠田部長と一緒なんですってね」

「・・・・」

私は驚いて、部長の席を見た。

…すると、篠田部長は、笑っている。

私が出社する前に、篠田部長が先に社員達に言ったらしい。
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