True〜新選組と消えた記憶〜




土「五番隊が桝屋を御用改めをしている間、他の隊の組長には周囲を固めてもらう。」


近「その間、屯所のことは俺と歳と山南君に任せておきなさい。」





土方に続いて近藤がにこやかに言うと、部屋の中で立ち上がる者が出た。


平「よっしゃあ!!血が騒いできたぜ!!」


総「でもさ、平助。どうせ何もせずに終わりだよ。」





平「うっ………そりやあ、それは分かってるけどさぁ……………」


山「まぁ、黒幕を捕まえようとしているわですから。平助がはしゃぐのも無理ありません。」





そう、今回の捕り物は大物だ。


何と言ったって、京に潜伏している長州の黒幕なのだから。




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