LOVE School Life Ⅰ【完結】
「そんで、何もなかった?」
「え?」
「男と」
「……」
さっき、ヤキモチどっか行ったって言ってなかった?
あれは私の聞き間違いか?
「何もないよ。
でも…」
「何?何かあったの?」
「いや、秋人が載ってる雑誌を見つけた」
「あ」
しまったって顔をしてる秋人。
何だ、見られてまずいモンなんてないでしょ?
「めっちゃ恥ずかしい、あれ。美容室行く前だったし」
「……何の話?」
「俺、髪色変わってるでしょ?
すげえ微妙な髪だった時の撮影だったから、気に入ってないんだよね」
「いや、気にしなくていいと思うんだけど。
聡子、秋人が一番カッコいいって言ってたし」
「聡子って誰?」
「前の友達」
「今度紹介してね」
「え。嫌だ」
「え」
聡子を秋人や、他のちゃらおーずの毒牙に晒しちゃいけない。
聡子を守れるのは私だけだ。