LOVE School Life Ⅰ【完結】
秋人が追いかけて来る事もなく。


私はとにかく、この場から去りたくて。


無我夢中で逃げる様に走った。



学校から大分離れた場所まで来ると、少しずつその速度を落とす。


さっきから涙が、溢れては止まらない。



「……っ」


肩で息をしながら、思うのは秋人の事。
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