LOVE School Life Ⅰ【完結】
「え」


瞬が何を言ったのかわからない。

今…キモチイイことが好きだからって言った?


「なんならしてみる?」

「わ!」

咄嗟に出た声。
私は瞬に床に押し倒されていた。


「興味あったんだよね」

「~~~~~~!!!」


ニヤっと笑う瞬は、私の髪の毛を一束取るとそれにキスをする。
たった、それだけで私の顔が熱くなるのがわかった。

そんな私の姿を見て、瞬はクスっと小さく笑う。


「…絶対、やりまくってるとか嘘でしょ」

「………」

ギクっとする。
…だって嘘だもん。
てか、そんな噂もう回っているんですか?

有紗、由紀、翔子を少し恨めしく思う。


「バージンでしょ?」


…………え?

まさか、わかってしまうなんて思わなくて私は目をまん丸にした。
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