画面ノナカ。
第一章

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大嫌いだった。

家も学校も塾もどこもかしこも。

誰も本当の私を見ようとしなかった。

家族も友達も先生もみんな。

昔からずっと一人だった。

誰といてもどこにいても。

別に友達がいないわけでも

イジメをうけてるわけでもなかった。

ただ、

生きている心地がしなかった。

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