新撰組と闇夜の少女 -幕末恋物語-





はぁ。
疲れたな。

また、屋根に登っていた。



空を見るのが好きなんだ。
感情はないけど、空を見上げたら落ち着く。


山崎「また、此処におるんかいな」

蓮華「また、山崎かよ」


山崎「俺の事、山崎じゃなくて烝って呼んでーや」

蓮華「なら、私の事も蓮華でいい。
まぁ、好きに呼んで」


山崎「来た時より、だいぶ優しなったな。まだ、表情は堅いけどさ」


蓮華「で、烝は何しに来たの?」









< 124 / 143 >

この作品をシェア

pagetop