新撰組と闇夜の少女 -幕末恋物語-
はぁ。
疲れたな。
また、屋根に登っていた。
空を見るのが好きなんだ。
感情はないけど、空を見上げたら落ち着く。
山崎「また、此処におるんかいな」
蓮華「また、山崎かよ」
山崎「俺の事、山崎じゃなくて烝って呼んでーや」
蓮華「なら、私の事も蓮華でいい。
まぁ、好きに呼んで」
山崎「来た時より、だいぶ優しなったな。まだ、表情は堅いけどさ」
蓮華「で、烝は何しに来たの?」