クリスマス♪(短編)
「そっか、ごめんね?香恋?」

いつもの調子に戻ってこの場を立ち去ろうとする琉夜

「ま…待って!」

すらりと高めな身長が雪景色の中に溶け込んで消えてしまいそうで声をあげた

「なに?」

向こうを向いたまま彼は立ち止まった

「寂しいクリスマスを一緒に過ごしてくれるんでしょ?
嘘をつくの?

それに…手袋返してよ」

最後に可愛くない言葉を付け加える

それで精一杯なんだ、
なんせ今私は、真っ赤顔してなかなか声を出せないほどに緊張している

「香恋…」


彼は、振り返った
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