いつか見つけてね。


俺は仕事が早く終わり、急いで会社を後にする準備をする。

アキラが美穂をしばらく預かると連絡が入って、ケインのところにいると知った。


あいつ等には知らせてないが今日は保養地に行かないといけない。

妹尾に念を押された。

まだ秘書になったばかりの妹尾の顔を立てないとこれからあいつがやりにくくなっても困るから。

少し顔を出して美穂のことを紹介したら直ぐに帰るつもりだ。


二人のクリスマスを親に台無しにされたくない。


妹尾が俺の車の準備をする。


そのまま妹尾に運転してもらって美穂をピックアップしてからすぐにそこへ行く。

マンションに昨日クリスマスツリーを運んでもらって飾り付けもした。

帰ったあとに美穂の喜ぶ顔が見れると思うと自分の顔がニヤけてたらしく




「何ニヤけてんだ。

お前美穂ちゃんのこと考えるときはいつもそうだな。


車ここで待機させとくから、早く迎えに行ってこい。」



そう言われて車を後にする。

美穂を迎えに行って驚かせてやろう。


フロントに行くと、俺とケインが友達だと知ってる女が

「アキラ様とお客様と一緒にオフィスにいらしてます。」

連絡しようかと言われるが驚かせたいから、断った。



ドアの前に行くと3人が話している。

聞こえたのは、



「光信には内緒ね。

別にもうなんとも思ってないんでしょ。」

なんの事?俺に内緒って。


「はい。

この前偶然あった時も、なんの感情もわかなかったです。




光信さんが私の中で一番ですから。」


美穂が俺のことを一番だと言ってくれてる。

マジ嬉しい。



「アイアイ、全く妬けるね。」


そうだ、お前らは妬いておけ。

美穂は俺のもの。



その後ドライヤーの音が聞こえた、まだ終わってないみたいだ。



「でも、その秀樹ってのなんでわざわざクリスマスに連絡してくるんだよ。」






「ほんとよね。

ちょっと気になるわね。」


そこで思わずドアを開けた。

何か嫌な予感がした。

秀樹って誰だ?

すると美穂が目を開けた。。


にっこり笑って

「光信さん、お仕事お疲れ様でした。」



ケインにまだ捕まっていて動けない美穂が鏡越しにそういった。


だから手を上げて、ただいまって言い俺はアキラのとなりに座った。

そして、
「何が気になるって?」

美穂に聞こえないようにきいた。


「別に、何にもないわよ。

あんたは美穂のこと不安にさせないように愛してあげるのね。



あんなことが無いように。」



あの時のことを言われてそれから気になることは教えもらえなかった。





着替え終った美穂の姿がまた一段と綺麗でそのままマンションに連れ込みたくなるが妹尾にそれは阻止された。
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