いつか見つけてね。
やっぱり、おやすみなさいだけは伝えたいからメールを打った。


   光信、お仕事ご苦労さまです。
   今日は史君と幼馴染と一緒にご飯食べてきました。
   おしゃれなイタリアンのお店。
   今度は光信と行きたいな。
   おやすみなさい。
                美穂


するとすぐに返事が帰ってきた。


   今仕事が終わってマンションに向かってる。
   少しでも会いたい。
   美穂、迎えに行くから。


なんてメールにパジャマ姿の私は寝室を飛び出た。

史君がおにぎりを食べながらソファーで寛いでいる。


「どうした?

なんか忘れてたのか?」

心配そうに聞いてくるから


「違うの。

光信が迎えに来るって。準備しないと。」


「はン?

今からどこか行くのか?

今何時だと思ってるんだ。

もう11時だぞ。


明日バイトじゃなかったか?


家に寄ってもらえば?



それとも、あいつの部屋にでも行くか?」


なんでニヤけながら私の顔色を伺ってる。


「もう、史君意地悪いんだから。」


ソファーに座る史君の肩をグーして叩いた。

「ハッハッハ。

肩叩きなら両手でしてくれないか?

そういえばこの頃肩こってたんだよな。」


ダメだ、史君のペースに巻き込まれてる。

光信、早く来て!


とマンションのベルが鳴った。


「おっ、来たな。

入ってもらえよ。」


と言われて玄関を開けると光信が隠れてしまうぐらいの大きな花束を抱えて立っていた。





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