sweet memory ~奏大side~
時刻は夜中の2時。
奏大が家に帰ると、花菜は爆睡しており、奏大が帰ってきたことには全く気付いていなかった。
「花菜…ただいま」
「……」
奏大は寝室で寝ている花菜に近付くと、ベッドに腰掛けた。
ベッドに腰掛けると、奏大は花菜の前髪を上げると、おでこにキスをした。
「…こんなことしてるってバレたら、花菜に怒られるな」
そう呟くと、奏大はお風呂へ向かった。
花菜はまさか自分が寝ている間にそんな行為が行われているとは、知るよしもなかった。
奏大は風呂に入り、寝室に戻ってくると、何時ものように花菜を抱き寄せて自分も眠り始めた。