sweet memory ~奏大side~



「雨宮」

「はい」

「この後、シャワーを浴びて直帰する。今日の花菜の迎えは俺が行くから良いと安藤に伝えておいてくれ」

「かしこまりました」

「それから、お前も安藤も今日はもう帰っていい。この3日間、無理をさせて悪かったな」

「いいえ、副社長のためですから。お言葉に甘えて、今回の件を会長と社長に報告させて頂いた後、今日はこれで失礼させていただきます」

「あぁ、お疲れ」








そう言うと、奏大と創はその場で別れた。
2人のやり取りを盗み聞きしている者がいるとは、思いもよらなかった。





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