sweet memory ~奏大side~
「花菜が笑ったことで周りにいた野郎共が顔を赤くしてたんだよ。だから、花菜に対してどうのこうのじゃなくて、寧ろ周りにいた野郎共を威嚇してたんだよ」
「!」
「だからあんまり無闇に笑うな」
「それって…」
「ほら、行くぞ」
「ま、待って!」
慌てて奏大の後を追った花菜。
追いつくことに一生懸命になってしまい、奏大が耳を赤くして照れていたことには気づいていなかった。