キミと恋した痕跡

成長するお腹

家に帰って



お父さんに言った


お父さんは俯き


無言だった


だから産むことを反対されるかも



って思った瞬間……



お父さんが私を




抱きしめた


「お父さん!?」


「産みなさい.
美希はまだ中学生だけど
私たちが支えていくから.
希くんとの子供を
大切にしなさい」


「うん…!」



涙が頬を伝った


私が泣いたのを見た

お母さんは涙声で言った

「美希泣かないの。

お母さんまで泣いちゃうでしょ」

「…うん、ごめん…」


「久しぶりに外食でもするか?
回転寿司か?」


お父さんが突拍子も

ないことを言ったら



お母さんが泣き笑いで


「良いわね.久しぶりだし」


と言ったので回転寿司に


行くことになった



少しずつだけど…


微かに大きくなっていく

私のお腹は


新たな命が

宿っている事を


示していた
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