『世界』と『終』  ——僕がきみを殺したら——
プロローグ
人に恋した死神は、翼を失い、地に堕とされる———



これから話すのは、僕と世界のことだ。

正確にいえば、僕、遠野 終(トオノ オワリ)とクラスメイトの西森 世界(ニシモリ セカイ)のはなしだ。


『世界』と『終』の物語。


これだけ聞くと、ラブロマンスの予感がする。
美しくも哀しい、恋人たちのメロドラマ。


現実にそこにあったのは、爆弾とタイムリミットだった。


そうして知った。


人に恋した死神の、行く末を————
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