『世界』と『終』  ——僕がきみを殺したら——
なんどかはっきりそう告げた。
彼女は、そうですか、と小首をかしげてその場を離れるものの、またなにごともなかったように近づいてくる。



僕は一つの手を打つことにして、川上ヒサシを呼び出した。

僕が呼ぶと、彼はすぐに来た。

たのみがあるんだと、僕は告げた。川上ヒサシには、貸しのようなものがあった。


川上はおびえた顔つきで僕を見た。



「ある少女を脅してほしい。しばらく学校に来る気がおこらないくらいに。きみが俺にしようとしたことをすればいい」



川上の目のおびえと困惑の色は、ますます濃くなった。
< 14 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop