Sweet Room~貴方との時間~【完結】
明日使う打合わせようの資料作成に思った以上に時間を取られてしまっている。駄目だ、残業確定だよ。今日は涼太が家に来る約束だったのに。
涼太の方を見れば、カバンに荷物を詰め始めている。涼太、帰っちゃうし。
私は涼太に声をかけて、会議室へ行った。
「どうしたんですか、佐伯さん」
仕事の話だと思われている。
「いや、仕事がまだ終わりそうにないの。今日、私の部屋に来る約束だったでしょ。だから、これ」
ポケットから自分の部屋の鍵を渡した。涼太は鍵に付いているモカブラウン色のテディベアのキーホルダーを眺めている。いい歳をした大人が子供っぽいキーホルダーを使っているな、みたいなことを思われているのかな。
すると、涼太が小さく吹き出した。
「何で笑ってるの?」
「奈央美と顔が似てるなと思って。目の感じが特に」
そんな風に思ったことがなくて、テディベアの顔を観察する。その結果、思ったことは“目が小さい”だった。思わず「私、もっと目、大きいもん」と言ってしまった。
「俺はかわいいって褒めたんだけど」
笑いを噛み殺しながら涼太は言った。
くだらないことを張り合ってしまったことが恥ずかしくなり「仕事に戻る」と言って、会議室を出ようとした。
「待って。何時頃、帰って来る?」
「仕事が終わったらメールする」
「うん。夕飯作って、待ってるよ」
その一言でやる気が出た。早く終わらせて帰ろう。
涼太の方を見れば、カバンに荷物を詰め始めている。涼太、帰っちゃうし。
私は涼太に声をかけて、会議室へ行った。
「どうしたんですか、佐伯さん」
仕事の話だと思われている。
「いや、仕事がまだ終わりそうにないの。今日、私の部屋に来る約束だったでしょ。だから、これ」
ポケットから自分の部屋の鍵を渡した。涼太は鍵に付いているモカブラウン色のテディベアのキーホルダーを眺めている。いい歳をした大人が子供っぽいキーホルダーを使っているな、みたいなことを思われているのかな。
すると、涼太が小さく吹き出した。
「何で笑ってるの?」
「奈央美と顔が似てるなと思って。目の感じが特に」
そんな風に思ったことがなくて、テディベアの顔を観察する。その結果、思ったことは“目が小さい”だった。思わず「私、もっと目、大きいもん」と言ってしまった。
「俺はかわいいって褒めたんだけど」
笑いを噛み殺しながら涼太は言った。
くだらないことを張り合ってしまったことが恥ずかしくなり「仕事に戻る」と言って、会議室を出ようとした。
「待って。何時頃、帰って来る?」
「仕事が終わったらメールする」
「うん。夕飯作って、待ってるよ」
その一言でやる気が出た。早く終わらせて帰ろう。