プラチナブロンドに愛されて!!



「なんでって…嫌?『琴』って呼ばれんの」

『嫌か』って聞かれたら決して嫌じゃないけど。

「不思議な気がすんのよね。ほら私の知ってる冬真は小学生でイギリスに行ってからも写真は見せてもらってたけどそれも私が高校生の間までだし。こっちに来てからあまり冬真の家にお邪魔することもなくなってたし」

冬真の家族は本当に忙しい。

私が帰る時は出掛けてることの方が多いもん。

ゆっくり話しなんて暫くしてないな、そう言えば。

「そうだよな。琴より小さかったのに今では俺の方が遥かにでかいもんな」

「フフフ…本当に伸びたね」

たぶん180は軽く越えてる。

「確かにこんな大男に『琴ちゃん』って『ちゃん』付けされたら変かもね。あ、デザート取ってくるね。冬真は?」

「ん、俺も行く」




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