プラチナブロンドに愛されて!!
「な、なんで私が冬真と結婚すんのよ?」
何処からそんな話しが出てくるわけ?
「琴こそ何を言ってんの?」
へっ?
「俺が物心ついた時からずっと『お嫁さんになって。結婚しようね』って約束してたじゃない」
「……」
えっと…それは子どもの頃の話しで。
「冗談でしょ?」
「そっちこそ何を冗談。イギリスに行く時だって『待ってて』って言ったら『うん』って言っただろ」
「それは…」
「えっ?まさか俺がいない間に浮気したとか」
「う、浮気って」
いったいなんなのよ。
あ~頭が痛くなってきた。
「帰る」
「ん?もういいの」
「うん。冬真はゆっくりしてて」
「何を言ってんの?」
冬真も立ち上がり
「行こうか」
もう脱力して逆らう気力もない。