プラチナブロンドに愛されて!!
「俺、琴を守れる男になる為にイギリスに行って、琴に釣り合う男になる為に頑張った。どうにか大学を卒業して就職もした。自分でちゃんと生活も出来る。ちょっとずつだけど貯金もしてる。 健康保険も厚生年金も払ってる」
「……」
なんか超現実的な単語が聞こえる…んだけど。
「冬真、いったい何を言ってんの?」
「だから琴、安心して」
「……」
何を安心するんでしょうか?
「いつでも結婚出来る」
「……」
目の前のニコニコプラチナブロンドは今、何を言った?
「け、け、結婚って…だ、誰と誰が」
「ん?もちろん俺と琴」
「は、はぁ?」
私のすっとんきょうな声がレストランに響いた。