プラチナブロンドに愛されて!!



「久しぶりだな、琴ちゃん」

「お久しぶりです」

冬真を退けて私の隣に座り

「元気にしてたか?」

「はい」

「帰って来てもちっとも顔を出さんで」

「出してもお祖父ちゃんいないじゃないですか!」

私の休みはシフト制だから何曜日とは決まってない。

「佐倉の皆さんはお忙しいですから」

「ホテルの方に顔を出してくれたらいいのに。謙太郎も喜ぶ」

謙太郎とはお祖父ちゃんの息子、つまり冬真のお父さん。

「ほんと、親父も祖父ちゃんも琴には甘いよな」

冬真がぼやく。

「当たり前だ。琴ちゃんはお前と違って可愛い」

「お祖父ちゃん!」

ほんと小さい時からいつも言うんだけどさすがにこの年になると恥ずかしいよ。
先生も弥生おばさんもニコニコしてる。

ほんと、なんだか冬真が子どもの頃の、昔に戻ったみたいとのほほんとしてたら!

お祖父ちゃんが爆弾投げた。





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