プラチナブロンドに愛されて!!



と、目を上げたら!

何故か冬真が立っていた。

な、なんでいるのよ?

なんて聞くわけにもいかず。

「突然お邪魔して申し訳ありません。当ホテルの佐倉と申します 」

礼儀正しいお辞儀。

まるで教科書どおりだわ。

名刺を山野様に渡して

「この度は当ホテルでの挙式ありがとうございます。当ホテルとしても誠心誠意お務めさせて頂きます」

「あ、ありがとうございます」

私が冬真と山野様のやり取りを通訳していたら

「マドモアゼル・ロラン、ご安心下さい。当ホテルにはフランス語を話せるスタッフもおりますのでご両親様、ご兄妹様にご不自由させることはございません」

ニコッと微笑む。

完璧なフランス語とイケメンの笑顔で

「メルシー貴方のように言葉が通じるスタッフがいて両親も兄妹も安心だわ」

マドモアゼル・ロランも安心したように冬真に手を差し出す。

その手をそっと握り、今度は山野様に

「お綺麗な花嫁さんですね。美男美女のカップルで挙式が今から楽しみです」

人懐こい笑顔で言えば

「ありがとう。君や白城さんのようにフランス語を話される人がいて僕もカトリーヌもほっとしてます。ずっとカトリーヌの家族に僕が付きっきりてわけにはいかないので」

山野様はフランス語がもちろん出来るけどご自分の挙式だから忙しいものね。

このホテル内だけでも冬真がいてくれたら安心だわ。


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