言えなかった言葉
「はいはい、クラスが確認できた子は、新しい教室へ机を運んで下さい」
元担任、木内先生が教室の隅から声を出す。
と、同時に生徒は、口々に言い合いながら机と椅子を持って教室を出て行く。
やっと、どっか行った。
心で思いつつ、黒板の前へ。
………げっ!?
友達みんな別クラスじゃん!?
まじで!?
「ありえん……」
と、ウチが悲しみに陥っていると、友達の千尋が「浬、クラスどこ?」と聞いてくる。
「3組だった。ちぃちゃんは?」
「あ〜、ウチ2組。美香と一緒」
この美香って子も友達。
あー、ウチは一人はみごか…。
「しかも、担任同じやん」
木内つぁん、今年もよろしく。声に出さずに言ってみる。
なんて、ウチって不幸な子…。
とりあえず、机と椅子を持って教室を出た。
新しいクラス、2年3組へと。
元担任、木内先生が教室の隅から声を出す。
と、同時に生徒は、口々に言い合いながら机と椅子を持って教室を出て行く。
やっと、どっか行った。
心で思いつつ、黒板の前へ。
………げっ!?
友達みんな別クラスじゃん!?
まじで!?
「ありえん……」
と、ウチが悲しみに陥っていると、友達の千尋が「浬、クラスどこ?」と聞いてくる。
「3組だった。ちぃちゃんは?」
「あ〜、ウチ2組。美香と一緒」
この美香って子も友達。
あー、ウチは一人はみごか…。
「しかも、担任同じやん」
木内つぁん、今年もよろしく。声に出さずに言ってみる。
なんて、ウチって不幸な子…。
とりあえず、机と椅子を持って教室を出た。
新しいクラス、2年3組へと。