【完】芸能人に、恋をした。
それから何日か経ったある日。
今あたしとゆりえは、真子と佳奈を前に正座している。
「急に呼び出したと思ったら…
なんで二人とも正座…?」
まず言葉を発した真子。
確かに不思議でしかない光景だろう。
あたしは、話があると言って二人を家に呼んだ。
上がってもらって飲み物を出してから、ゆりえと二人して正座。
不思議に思う真子たちの気持ちもわかる。
「話が…あります」
あたしがそう切り出すと、二人は少し驚いたようにあたしを見る。