【完】芸能人に、恋をした。
─わかってる。
仕事柄、仕方ないことも。
─わかってる。
蓮くんがどんなに、魅力的な人かも。
どんなに人気があろうと、新人は新人。
少しだけれど先輩にあたる女優さんに、失礼な態度はとれない。
そういう世界に蓮くんがいることも、わかってるの。
だけど、たまに
どうしてあたしの傍にいてくれるのかな?
そんなことを思ってしまう。
今だって、友達にまで嫉妬してしまっている醜いあたし。
たくさんのファンがいて
キラキラ輝く世界で、輝く存在になって
輝く人たちに囲まれている蓮くんに
あたしって、必要なのかな?
そんなことを考えてしまう。