【完】芸能人に、恋をした。



正論を並べているようで、ただ単に嫉妬しているだけの綺麗事だった。



あたしには、どんな形であっても蓮くんの傍にいる権利はないから。


なんて自分で思っては、虚しくなった。





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───…





翌日。


今日も、特に予定はない。


部屋の掃除をしているとあっという間にお昼を過ぎていた。




「…そういえば…」


ぽつりと呟く。





…蓮くん、ほんとに来るのかな。


夜って言ってたから、もしかしてご飯食べていく?



いろいろと考えを巡らせていて、気付けば少しニヤついていた。





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