君が彼女を作らない理由

私と夏帆が話してると

五月が戻ってきた。

授業が始まるから夏帆は

自分の席に戻った。


私と五月は隣の席。

「ね‼︎五月‼︎」

私は勇気を出して聞くことにした。

「ん?なんだ?」

「五月って彼女作らないの?」

「うん」

「なんで?あ、言いたくないなら…

言わなくてもイイけど…」

私がそう言うと、

「やだ」

あ、やっぱり言いたくないか…

「わかった!言いたくない事は

誰にもあるもんね‼︎」

私は明るく言った。

「違うんだ…

ここでは言えないから…

放課後一緒に帰ろう‼︎」

って五月は言った。

「わかった‼︎」

私は授業が頭に入らなかった。

このクラスに好きな人いるのかなー

ってずっと思ってた。
< 3 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop