君が彼女を作らない理由
私と夏帆が話してると
五月が戻ってきた。
授業が始まるから夏帆は
自分の席に戻った。
私と五月は隣の席。
「ね‼︎五月‼︎」
私は勇気を出して聞くことにした。
「ん?なんだ?」
「五月って彼女作らないの?」
「うん」
「なんで?あ、言いたくないなら…
言わなくてもイイけど…」
私がそう言うと、
「やだ」
あ、やっぱり言いたくないか…
「わかった!言いたくない事は
誰にもあるもんね‼︎」
私は明るく言った。
「違うんだ…
ここでは言えないから…
放課後一緒に帰ろう‼︎」
って五月は言った。
「わかった‼︎」
私は授業が頭に入らなかった。
このクラスに好きな人いるのかなー
ってずっと思ってた。