君が彼女を作らない理由

学校の子がいないのを確認して

私は五月に聞いた。

「で、なんで彼女作らないの?」

五月は覚悟を決めた顔で言った。

「俺ね…過去に5人の人と

付き合ったことがあったんだけど、

その人達みんな死んだ…

病気や交通事故で死んだ…。

俺と付き合うとみんな死んじゃうから。

誰とも付き合わないんだ…。」

と言った。

五月は涙目になっていた。


私は黙って聞いていたけど、

涙が出てきた。

五月は私を見て、

「変な話聞かせてごめん。」

と謝った。

私は首を横に振って

「五月…辛かったね…」

と言った。

「私が…その…記録をストップさせる。

私…五月がずっと好きだった…

五月が彼女を連れて来た時も…

ずっとずっと好きだった。

これからは私が五月を守るから…

ずっと五月のそばにいるから…」


と言って五月を抱きしめた。

五月は涙を堪えていた。

「五月…こうゆう時はないていいよ…」

と言うと

五月は溜まってた涙を流した。

私はただ抱きしめた。


「俺と付き合うと心愛死んじゃうよ。」

と言った。

「大丈夫!私は死なない。

ずっと五月のそばにいるよ‼︎」


と言った。

< 5 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop