Your smile once again
ー 数日後 ー
「終わった……」
今日最後の授業中、笹原がうめいた。
社会の小テストが、返されたからだ。
「何、何点?」
笹原が黙って紙を差し出してきた。
……十八点か。
ん?
「十八点!?何この点数!」
「俺、社会だけは平均の半分もとれないから」
ドヤ顔で言うな!
全て解答欄が埋まっているのに、ほとんど間違っている。
「ここ、中学の勉強じゃない」
「言わないでくれ……」
阪神淡路大震災、を反申炎各大震災と書いてある。
これは国語力の問題なのでは。
ある意味天才だ。
「重症」
「うぅ……。佐々木はどうなんだよ……」
私は、紙を差し出す。
「満点ですけど何か」
「ちくしょう」
笹原の以外な一面が知れた日だった。
「終わった……」
今日最後の授業中、笹原がうめいた。
社会の小テストが、返されたからだ。
「何、何点?」
笹原が黙って紙を差し出してきた。
……十八点か。
ん?
「十八点!?何この点数!」
「俺、社会だけは平均の半分もとれないから」
ドヤ顔で言うな!
全て解答欄が埋まっているのに、ほとんど間違っている。
「ここ、中学の勉強じゃない」
「言わないでくれ……」
阪神淡路大震災、を反申炎各大震災と書いてある。
これは国語力の問題なのでは。
ある意味天才だ。
「重症」
「うぅ……。佐々木はどうなんだよ……」
私は、紙を差し出す。
「満点ですけど何か」
「ちくしょう」
笹原の以外な一面が知れた日だった。