Your smile once again
「洸っ!!」


洸は、佐々木の隣にいた。

佐々木は寝ていた。

その姿に、俺の心は大きく揺れた。

「洸っ!」


もうだめだ。

誰かのために感情を押さえるなんてできない。

「何?佐々木、起きんじゃん」

「俺は……っ!

洸。俺も、お前と同じ気持ちだ。だから俺だって譲れない。抜け駆けなんてさせねぇ」


洸はニヤリと笑った。

自分の方が優位だと分かっているのだろう。
そんなこと、俺だって分かってる。

「へぇ?」
「ん……。ささは、ら?」
「おー。寝れた?」
「ん、ちょと」


眠たそうに目を擦る佐々木。


「あれ、日向?ん?何かあった?

 ……日向。怜音達どこ?」
「……」


何かを察したのか、佐々木は立ち上がった。

そして俺の脇をすり抜けていった。
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