Your smile once again
「じゃあ俺らこっちだから」
「じゃあなー!洸!またな!琴那ちゃんもばいばーい!」
「おうっ!またな!」
「さよなら」


駅前で別れた。

また二人で歩き始める。

私は、さっきの話が気になって仕方がなかった。

思わず、チラリと笹原を見ると、笹原も私を見ていた。

視線が重なった。

私は……、目を、そらさなかった。


「気になる?」
「え?」


笹原はイタズラっぽく笑みを浮かべる。


「俺のこと」
「……」

私は何も言えなかった。

「べっ、別に……」
「本当に?」
「わ、私は別に、笹原の元カノの事なんか……」


嘘だ。本当は知りたいくせに。


「知りたい、けど……」
「けど?」

「聞かない。

言いたく、無いこともあるだろうし……。

私だってあるし……。

だから」
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