Your smile once again

誕生日

「つまんなぃいい!!」


お昼休み。

箸を振り回しながら、怜音が叫んだ。

「怜音はいつもつまんないでしょー」
「恋がしたいよっ!素敵な恋!!」
「怜音は可愛いよ」

私が怜音の頭を撫でながら言うと怜音が頬を染めた。

「やだ、琴那ぁ!可愛すぎーっ!!惚れちゃうー。ていうか!琴那の方が可愛いしっ!モテるし!」

香澄が、うんうんと頷いている。


「や、あり得ないかーーー「さーさーきさーん!」
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