ボーダーライン
はじまりの夏
あれは私が14歳になった夏。
学校の友だちもつまんなくて、授業がよくわからなくなって、私はただ学校と家を往復していた。小学校の時は何もしなくても百点がとれたけど、中学受験をしてあつめられたコドモたちはみんなある程度は頭が良くて、私はそのなかで上位の成績をキープすることをあきらめていた。

おとなしく、時が過ぎてオトナになるのをただ待っていた。

本当に大人になるのは、こわかったけど。
いろいろと煩い親から離れたくてオトナになりたかった。
< 1 / 22 >

この作品をシェア

pagetop